■
熱しやすく冷めやすいあなたは「マルチ・ポテンシャライト」かも!?
はじめに
こんにちは、れんかです。
「熱しやすく、冷めやすい」「飽き性」「面白そうと初めても、すぐに飽きて別のことに興味が移る」、そんなふうに自分の事をネガティブに捉えている方も多いのでは無いでしょうか。
かく言う私もそうです。
「ギターで引き語りしたくて買ったけど、ただのインテリア」
「星空の写真を撮りたくて一眼レフを買っても使いこなせず飽きて押入れの中」
「プログラミング勉強はしたがサイトは作れない」etc…
新しい事にものすごく興味をもって初めて見てもすぐに飽きてしまう。
そのうち、どうせすぐ飽きるのだからと新しい事を始めたり挑戦できなくなっていきました。
そんな時、たまたまこの動画に出会いました。(※設定で日本語字幕がでます)
エミリーワプニックさんのTED talkでは「Multipotentialite(マルチ・ポテンシャライト)」というタイプの人間について紹介しています。それがまさに「熱しやすく冷めやすい」「飽き性」な私のことでした。
マルチ・ポテンシャライトとは?
さまざまな事に興味を持ち、急速に没頭するが、しばらくすると別のことにまた没頭して、時として飽きるのも早い人のことです。
つまりは、「熱しやすく冷めやすい人」のことですね。
そんな彼女が「マルチ・ポテンシャライト」のメリットを3つ上げています。
マルチ・ポテンシャライトの3つのメリット
- アイデアの統合
- 迅速な学習力
- 適応力
1.アイデアの統合
これは、「2つ以上の分野を組み合わせ、それが交わる所で新しい何かを想像すること」と説明しています。幅広い知識や経験の混在で新しいアイデアが生まれると言うことです。
新しいアイデア=イノベーションは「既存の知×既存の知」と言われています。
イノベーションの父と呼ばれる経済学者ジョセフ・シュンペーターが「ニューコンビネーション(新結合)」として、80年以上間から提示した考えであり、今でも世界のイノベーション研究では、その根底にある原理の一つだといいます。
イノベーションが重要視される近年ではマルチ・ポテンシャライトのアイデアの統合という能力は非常に大きな力となるのでは無いでしょうか。
2.迅速な学習力
マルチ・ポテンシャライトは初心者であることに慣れています。
なぜなら何かに興味を持つとのめり込み、学習を始める初心者だったことが多いからです。
新しい事を始めたり、居心地のいいコンフォートゾーンからも足を踏み出すのも怖がらない。さらに、多くの技能は知識は他の分野でも応用でき、1から物事を始めることはありません。
少し褒めすぎな気もしますが、あながち間違ってもいないのです。
2013年に、「2050年までにAIにより47%の仕事が失われる」と話題になりました。
その発端となったのが英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授の「雇用の未来」という論文でした( https://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/downloads/academic/The_Future_of_Employment.pdf?fbclid=IwAR0zUqXaPj4gsH3L2LcgK5YRGx9BujYi4uzFbQNaGBbJyvguxz5IL5m8lqQ)
そんな未来研究の第一人者のオズボーン准教授が「スキルの未来」(
https://futureskills.pearson.com/research/assets/pdfs/technical-report.pdf
)という2030年に必要とされるスキルについての論文を2017年に発表しました。
その中で2030年に最も必要とされるスキル第1位が「戦略的学習力」でした。
これは、「新しいことを学んだり教えたりするとき、状況に応じて最適な学習法を選び、実践できること」です